DREAM!ing 第4部最終回を読み終えて





第4部を読み終えたのは夏でしたが、感想が冬になってしまいました。
3部に続き、尺が長かった!すごいボリュームでした。

第4部の主人公は、虎澤一生。
そして一生に深く関わりのある、巳影、仁、凛太朗、千鶴、由仁が中心になったストーリーでした。
もうすぐ3年生が卒業であり、いよいよ首席が決まるという内容なんだろうなぁと思い。

まず、私自身のドリミに対する理解度として(3部読了時点)、3年生組+巳影は、何考えているのかよく分からない。
「今、このキャラはこういうことを思っている…でいいんだよね?」という感じで、キャラの感情に対する理解度に自信がない。
自信がなさすぎて、全てを読了するまで、感想が書けない。
(だから2部の時、感想まともに書いていない)

ということで、4部はただ思ったことを、つらつら書いておこうと思います。

読み進めるほど、私自身あんなに気になっていた首席が誰になるのかはどうでも良くなっていました。
つまり別のことが気になっていたということで。
3年生組って色々と拗れた問題を抱えているじゃないですか。
それらは全部片付くのかなとちょっと心配になったりしてた。

4部は結構胃がキリキリした笑
凛太朗が向き合うまでとか、向き合っている最中とか(描写が中々すごかった…)
仁と千鶴の関係が変わるまでとか。(最後の方、千鶴がんばれって思った)
一生と巳影の関係とか。
一生と仁と凛太朗。色々。

そんな4部の中でもベストオブな場面だけは感想書いておきたい。
「4章・前編 Tea&Small Talk」

この回で3年生組+巳影、千鶴の感情が私の心にすとんと落ちてきた。
この人たちって結局、対等でいたい。友達でいたい。それだけなんだよなって。
自分は対等だと思っていても、相手はそう思っていなかったり。
その溝が中々埋まらなかった。
セリフひとつひとつが、その人たちの核心に迫っていく感じがした。

何より、巳影が千鶴にだけに話す内容。
一生と巳影の2部のシーン※を回想させながら、
「オレだけに弱音を吐き散らすトコが見たい」

やっと巳影の感情がはっきり分かった。やっとハッキリ口に出してくれた。
※2部のシーンは、27クラブから一生が落ちる!なところで、巳影が「いっぺん死なな治らへんわ」って言う衝撃的なシーン(当時困惑した)

私自身、いい子でいつも笑顔でみんなを明るくさせて前向きで…というところは一生の性格だと思っていたけど、巳影はそれを壊したかった。
壊したい=弱音を吐いて欲しかった。友人で対等でありたかったんだろうな。

だから、病室での一生と巳影のやり取りに涙した。

一生の心の内が描かれて。弱い部分、嘆きがはっきりと。
一生は、そんな弱い本音は(言葉にするな)と自身に思う。
言ったらそんなん最悪の置き土産じゃんってね。
この辺あえて文字だけなのが余計に苦しかった。
とんでもなく苦しい…

巳影「言ってみなよ」

……………。

巳影の優しさと包容力に涙しました。
(私は一生に感情移入してました)

なんというか、、この溢れる気持ち。
巳影が優しくてね。嬉しいね。

と、結構泣いてしまいました。

4部では白寮と黒寮の抗争が起きていたけど、一生と仁による“「愛の胴体着陸」の再現“で、無事解決して。仁が一生に言うセリフがまた良かったなぁ。
一生×巳影とは違う友人関係を見て、いいなぁって思った。

他にも書き出せばキリがないので4部最終回の感想を一言。

エンディングの後に流れるシーンが最高すぎた。





[最後に]
みんな自分の意思で行動するようになる。
自分の感情を大切にするようになる。
「自分はこうなんだ、こうあるべきなんだ」というある種の決めつけだったり諦めみたいなものから「こうしたい」に変わっていった。
キャラがそれぞれに影響し合っていて、誰も欠かせなかった。

もう何回言っているか分からないけど、本当にシナリオ、キャラクター大好き。
最初から最後まで素敵な物語をありがとうございました。

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