ミラプリ「君と繋ぐ永遠の未来」の感想 ②
●国王か王配か、女王か王妃か
代々女王が統治してきたクリステン。
ただ、アンがいなくなってからはローランドが陛下となり、
ローランドには子がいないので、貴族4人の誰かが国王になる予定だった。
でも突然アンの血を引く主人公が現れたから、主人公に王位継承権が!?
とりあえず主人公をプリンセスにして、その伴侶候補には次期国王候補だった貴族4人にしておこう…な展開がミラプリのテンプレ。
女王制にもかかわらず共同君主や王妃選択について違和感がない理由は、
ローランドの後を継ぐのが(国王になるのが)本来貴族4人の誰かだったという設定のせいかな。
あとは主人公が異世界から来た人物だという(クリステンで生まれ育っていない)設定。
1.女王、国王
ルカ、ジョゼフ、シミアンルート
2.女王、王配
ホーク、ゼル、ヴィンセントルート
3.国王、王妃
ファリスルート
1.女王、国王
ルカとシミアンルートは、ずっと女王国王路線でストーリーが進んでいたから特に驚きもせず。
というか、王になってくれないと今までのストーリー水の泡になるし、
主人公も女王になってくれないと、もう既に女王の雰囲気醸し出していたし何より必死に頑張ってきたものが・・・状態なので、共同君主は違和感なくて良かった。
ただ、共同君主で頑張ろう的なことは詳しく描かれてなくてちょっと強引さみたいなものがあったけど(笑)
ルカ、シミアンはそれぞれ、元々国王になる明確な目的を持っているキャラ。
「身分」という部分で動いていた2つのルート。貴族ver./士官ver.の王道みたいな印象です。
クリステンの色んな制度が変化していきそう。革新していく感じ。
ジョゼフルートが・・・物足りない・・・私には物足りないんだ・・・
いや、ジョゼフを一番最初に好きになったせいで(今でも一番顔好きだし)、自分のジョゼフに対する期待値が高いのは認める(笑)
アン・セイジ物語よりもジョゼフと主人公の国王女王としての決意と理由を見たかったので、そっちに尺を取ってもらいたかった。
ジョエル(おじいちゃん)を出せば、国王としての意識が出やすいと思ったんだけど何で登場しなかったんだろう…
セイジ⇔アン←ディーノ(婚約者)
多分ジョエルはみんなと友人関係で、密かにアンに恋。貴族だけど権力的に婚約者という立場にもなれず…な設定にできるはずだし。
ジョゼフがその詳細を知ったら主人公(女王)の隣に国王として立てることがどれほど幸せなことが感じれると思うし、ジョエルがジョゼフと主人公の存在を知ったらアンとセイジの恋により協力しやすい。
うーん・・・BDイベで過去が垣間見えていた分、物足りなかったのか・・・
どんな国になるのか想像つかないけど、きっと皆がアシストしてくれて、ローランドが築いた国をそのまま引き継ぐ感じになりそうかな~
2.女王、王配
貴族の中で唯一王配を選んだホーク。
前半では一番驚いたと同時にその選択はホークらしいなと思った。
国王になりたいのかホーク自身の悩みも書かれてあり、王配を選ぶ時の気持ちも丁寧に書かれていて、とにかく満足。
満足だから満足しか言えない。綺麗におさまった印象でした。
エピは普通だったけど(←?)、ちゃんと3人に王配を選ぶこととその理由を伝えるシーンもあり満足。
王配選択の理由→主人公が大変な時は、率先して動いて助けられる立場にいたいから。
元々ホークと主人公は民に慕われていて、これまでにも何度か民と触れ合う場面があったから、あたたかい国を築きそう。
ホークと主人公は今後こんな風に過ごすしていくんだろうな~みたいな想像が簡単にできる。
ゼル、ヴィンセントの王配選択は想像していた通りで良かったです~
・ゼルが王配を選択した理由
個人の判断で分かれる部分かなぁと思うので触れません。
でも、ゼルの決意は残しておこう…
ストーリー
「私は王配として貴女と正しい道を歩みたい。至らぬ所があれば私は貴女を正す。貴女も私を正して欲しい」
エピローグ
プリンセスと対等な立場だからこそ、間違った選択を正し、真の意味で守ることができるのだ。
(誤った道を正して導き、そして、導いてもらうためのものだ)
あ、未来は多分・・・再びオーロリアが攻めてきそう。で、ゼルは騎士団と兼務?して蹴散らす。←ただの希望(笑)
エピローグ読んでもイマイチ分からなくて超気になっている点 → ゼルはやっぱり騎士団じゃなくなるの?
・ヴィンセントが王配を選択した理由
光である主人公の影になる。
実はヴィンセントが影宣言した時に、シミアン本編&イベをふと思い出して、影でいいんだっけ?と思ったという。
シミアンは影から脱却ルート(肩を並べるルート)だったから…
でも、シミアンを頭から追い出すと、ヴィンセントルートは影宣言で良かった。
特にエピを読んでそう思った。民衆の前での主人公のスピーチが良かった。
ヴィンスの心情(皆に認められるのかなという不安な気持ち)もあり満足。
主人公しっかりしてるし、何より頭良すぎ・他国から引っ張りだこなヴィンス先生が傍にいるので安心安全。
ヴィンスの溢れんばかりの知識と頭の回転の速さによりキリっとした国になりそうだなぁと思っていたら、
エピでホーク「あの冷静さと頭の回転の速さで主人公ちゃんを支えていけるよ」…みんな考えること一緒なんだな…
真面目な話、恵まれない子どもたちのために動きそうな感じかな。
3.国王、王妃
唯一主人公王妃選択のファリスルートは一番驚いたけど、その過程が納得できるものだったので満足。
2人に集中したストーリーだったのが良かったのかもしれない。
個人的に今回のイベではファリスルートが一番好きでした。過去・現在の整合性の面でもだけど、戴冠式ということもあり主役2人の心情が中心なストーリーを見たかったので。
ストーリー前半は主人公が女王になる感じだったけど、アンと話したことでファリスが国王になると決意。
2人ともお互いに「俺が/私が○○を守らなきゃいけない」と思い合っているから、この2人には同じ地位(国王女王)にいる選択肢がないのかもしれない。
ファリスは”王”という立場の危険性やしがらみ、面倒さ、重圧、汚い駆け引きなど、そういうマイナスな部分を恐らく一番分かって危惧していそうなキャラ。
ということで、これまでのストーリー上、ファリスが主人公を守りたいが故に”女王”という立場にはさせたくない気持ちもよく分かる。
と同時に、主人公がファリスを守りたいが故に妃としてファリスを支えたい気持ちもよく分かった。このルートは少女漫画的だなと思う。
使える駒を動かして、クリステンを発展させそう。レンバーンを上手く取り込みそう←
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次のイベントって何だろう・・・
ゼルお預けくらってるから、ストーリーイベントまだ続きがあるよね。きっと結婚式的なやつ?
それが終わったら、どうなるのかなぁ・・・
再び、しんみり。
シミアンルート、牢で膝を抱えて泣いているシミアンが可愛すぎる(笑)
それを見たローランドの一言も、それに対する主人公の返しも良かった!
やっぱシミアンルートはこうでなくっちゃ!って思える展開で満足!
ヴィンセントルートは、咄嗟に主人公を「妻」と言っておくあたり、
おお!頭いい!って感心!
集中しないローランドに嫌味を言ってるあたりも
ヴィンスらしくて満足(笑)
そして最後にローランド陛下がその話をしてくれたのも良かった!
ジョゼフルートは、やっぱりおじいちゃんの顔を出して欲しかったなぁ。
だってみんな隔世遺伝でそっくりなんでしょ?
おじいちゃんに、あなたの片想いは孫の代で成就しましたよ、って言ってあげたい(笑)
次のイベントは、結婚式みたいですよねー。
てか戴冠される前に「婚姻の儀」みたいなテキストがあったので、
あ、結婚式はイベントにしないんだ~、って思ったのに、
やるんじゃん、結局。
やって欲しかったからいいんだけどね!