ミラプリ「陽だまりの中で幸福のKiss」ラブラブルートの感想





重い内容なので真面目モードで感想書きます。
ハーレムルートより色々考えながら真剣に読んでいました。
本編ネタバレがあるラブラブルート。(ハーレムもあるけど。
感想もネタバレします。

まず、この内容は本編の続編で丁寧に読みたい内容でした。
でもイベントも本編と同じように時が進んでいくので、避けては通れない道。
イベストは文字数限られている分、カットされるシーンもあると思うんですが、まとまっているという印象でした。

・・・色々吐き出す前に

〇ベルベット家を整理しよう

ベルベット家の母親はルイーゼだけど、
ホークの本当の母親は、父モーガンの幼馴染でもあるメイド。(婚前巡礼イベ)

家族構成を整理すると
ジーン(兄)とアリス(妹)はモーガンとルイーゼの実子
ホークはモーガンとメイドの実子

ルイーゼはホークのことをよく思っていなかった。
ジーンはホークのことが好きで仲良かった。本当の兄弟みたいだった。
ホークにとってジーンは憧れでもあった。

幼き頃、ジーンはホークの誕生日に亡くなる。
亡くなった当日その現実を受け入れられなかったルイーゼは
「あの子の代わりにあなたが――よかったのに」
これ…きっつい。何も言えない。
ルイーゼのショックは計り知れないもので、翌日ルイーゼはジーンが亡くなった事実を忘れていた。
そしてホークをジーンだと思い込み、ジーンとしてホークに接する。
一瞬で”この家にもう、『自分』の席はないのだ”と判断した幼いホーク。
ホーク「……はい、お母様!!」
この時の笑顔にすっごく胸が苦しくなった・・・

その日からホークはジーンを演じることに。
この時、父モーガンよ・・・何か言えよ!?
まぁルイーゼに何か言ったとしても、もはやルイーゼの精神状態は壊れているから、聞く耳持たなかっただろうけど・・・

ホークが自分の誕生日を「8月3日」と言っていたのは、一概に嘘とは言えず。
「8月3日」はジーンの誕生日。
親しい人以外はみんなホークの誕生日を「8月3日」だと思っている。
考えるだけで、とにかく胸が痛い。

—–
以上が、ベルベット家の事情。

ここからが本題。
“主人公”がルイーゼに「ホークはジーンじゃない」と言った件について。

主人公が口出す問題かよ…と突っ込みたくなる。なったんだけど、
・・・モーガンさ!!!アンタが父親・夫としてしっかりしてないから主人公が言うハメになってんだよ!
と主人公をフォローしてみる。
主人公には一般家庭に生まれ普通のOL設定だし医学的な知識もないから先走った発言をしたんだろうけど、
ホークを想うあまり出てしまった言葉なんだろうな・・・その辺は理解できなくもないです。

私が考える「ルイーゼに真実を話す適切な人物」は
1 モーガン
2 アリス
3 ホーク

本当に・・・本当はモーガンが言うべきことだと思うんです。
ずっと見て見ぬふりして、何やってんだよと言ってやりたい。
ジーンも浮かばれないよな・・・
主人公は論外だけど、モーガン超頼りない(登場すらしない)。アリス幼すぎ。ホーク・・・ムリだよな。
でも話進まないから、結果主人公が言った形ですかね・・・必要悪。

ホーク本編の続編があれば、ルイーゼに「ジーンは亡くなっている」と言ってほしいけど、
それを言うのは夫であるモーガンであってほしい。
モーガンをはじめアリス・ホークの心をを動かす人物=主人公であってほしい。
主人公にはベルベット家の問題に直接入り込むのではなく、支える立場であってほしい。
そしてちゃんとした医者の判断の元、言うタイミングを間違えずにモーガンからルイーゼに伝えてほしい。

とりあえずモーガンの意識を変えてほしいというのが私の理想です。
このままじゃ父親としてカッコ悪いよ。

そして、婚前巡礼の時から思っていたことなんですが、
最終的にルイーゼが幸せになってくれたらいいと思っています。ルイーゼって実はかなり可哀相な人物。
本編ではルイーゼに医者ついていたけど・・・色々あったし・・・
ちゃんとした医者をつけて、モーガンが医者に助言を受けながら周りとの橋渡しをやってほしい。
ルイーゼを隔離するのは、ちょっと違うと思うから。
家に閉じ込めて隔離したって何も変わらない。
そのために、医者が必要で、夫であるモーガンが必要。逃げちゃダメだよ!モーガンさん!!

今後ルイーゼの精神状態が少しずつ変化していったとして、
いつかホークと主人公の間に子どもが生まれた場合、
ルイーゼはその子どもをジーンの子として見るのか、ホークの子として見るのか、気になるところではあります。
新たな命の誕生によって、ルイーゼに気持ちの変化があらわれるといいなと思ったり。
まぁ、乙女ゲーム上で子ども誕生とか全く興味ないですが(笑)
ルイーゼの幸せもホークと同じくらい願っています。

これから国を導く立場として、ジーンを演じ続けるわけにはいかない。
戴冠式前にホークが”ホークとして”向き合うかたちになってくれて私は良かったと思います。
ジーンだってホークが自分を演じるの望んでないだろうから。

そんな感じで重く切ないストーリーを読んでました。



ミラプリ「陽だまりの中で幸福のKiss」ラブラブルートの感想” に対して1件のコメントがあります。

  1. カオナシ より:

    とにかく泣いてしまいました。うーん。ホークルートだと避けて通れない道なのかと思いました、が、乙ゲーにいるか?っていうのが率直な感想です。本当に感動的なストーリーでしたよ。でもキュンポイント全く無かったです。個人的に。ホークファンの人ごめんなさい。でもこのイベどこに萌えろと??しかもラブラブルートですよね?もちろんベルベット家の皆様には全員幸せになって欲しいけど、しばらくイベでもホーク避けたくなりました。ホークファンの皆様ゴメンなさい。

  2. いっちゃん より:

    せつないお話でしたよねぇ・・・ミラプリで初めて涙出ちゃった。
    ラブラブルートなのに、なんか重くて・・・
    やっと最後に青空が出て、ホッとしたー。

    モーガンがルイーゼに何も言えなかったのは、
    ホークが、浮気して生まれた子供だからじゃないかな。
    二人は恋愛結婚じゃなさそうだけど、浮気は浮気だもんね。
    で、強く言えない・・・
    引き取るだけで精一杯だった、とか。
    ま、情けないという意見には同意です!

    しかし、あまりラブラブルートっぽくなかったなぁ。
    なんか悲しくなっちゃって、今回のリピはハーレムだけにします。

  3. さき より:

    いつも楽しく拝見させていただいております。
    私はホークが一番好きですが、ラブラブが重い分、ハーレムは楽しいシナリオでバランスとれていてよかったです。
    ラブラブは今までBDイベでも少し重かったり喧嘩してることがあったので色々と覚悟して読んだのですがこうきたかー、と。
    本編読み終わったときに「こんな家庭にした父親の顔が見てみたい」と思ってたのですがメイドが幼馴染な上に両思いで一夜限りの関係ではなかったのが余計に複雑さが増して……
    私もモーガンが漢になって奥さんを説得すべきと思うので続編ではそうなってほしいですし、ルイーゼも止まってしまった時を進めてくれたらいいなあと思いました。
    最初に読んだ時に主人公それ言っちゃうの!? とかなり肝が冷えましたが、もう一度読み返したら主人公は本来は自分が言うべきではないと思いつつも恨まれるのも嫌われるも全部覚悟の上だったという男前な主人公に「君らしいね」と納得しました。
    ミラプリの乙女ゲームっぽくないところも個人的には好きなので今回のBDイベには大満足です。

  4. あーな より:

    はじめまして。
    結婚となると相手の家庭の問題も他人事ではないですよね。
    家庭環境はひとそれぞれ、それでもホークが好きだって言えるかな?
    わたしは言えそうです。
    モーガンには、父として、配偶者として、頑張ってほしいですよね。
    リピはハーレム一本かなと考えていましたが、
    感想拝見した後ラブラブでもう一度複雑な家庭環境をおさらいしました。
    ラブラブの後にエピローグを読んだところ、最初の青空とホークのシーンだけで泣きそうになりました。
    現実的な部分があり、考えさせられる内容でしたね。

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